
コモンズ農園のリサーチは、新しい作品を生み出すための準備ではありません。土地や人、地域の歴史や営みと向き合いながら、このプロジェクトのあり方そのものを見つめ直すための実践です。
農園はあらかじめ完成形が決まっている場所ではなく、季節や天候、関わる人によって少しずつ姿を変えていくため、私たちは計画を一方的に進めるのではなく、その土地の声や農家の知恵、地域の記憶に耳を傾けながら進む方向を丁寧に考えています。リサーチの対象は農業の現場だけにとどまらず、自然栽培に取り組む農園や地域とともに活動する団体、環境問題や公害の歴史を伝える施設、芸術と風景の関係を探る場など、さまざまな実践を訪ね、それぞれの現場で交わされる言葉や経験から農業とアート、地域と社会のつながりについて学んでいます。また、「コモンズ」という視点から人と人との関係の変化も大切なテーマとして捉えています。出会いのなかで生まれる対話や気づきを記録し、共有することもリサーチの一部です。
リサーチは答えを出すための作業ではなく、問いを育むための時間です。聴き、見つめ、考え続けることで、コモンズ農園の未来をゆっくりと形作ります。これまでに訪れた場所やそこで学んだことの詳細は、各ページからご覧いただけます。
これまでのリサーチ先
