<みかんの旅 >展

長野県立美術館 <みかんの旅 >展
期間:2023年11月3日(金・祝)~2024年2月12日(月・祝)
主催:長野県、長野県立美術館
協力:アウラ現代藝術振興財団、小山登美夫ギャラリー、和歌山県紀南みかん農園

長野県立美術館・アートラボでの展示では、におい(嗅覚)とみかんをテーマに、展覧会『みか んの旅』と、現在も進行中のアート・プロジェクト「コモンズ農園」を往還しながら、諸感覚が もつ豊かさをあらためて捉え直し、新しい価値観の創出や、精神的な豊かさを回復するためのヒ ントを探りました。 人間がもつ原初的な感覚は本来豊かなものである一方、現代の日常生活では、身体的感覚を実感 する機会が少なくなっています。
展覧会では、自己を取り巻く環境や世界と向き合う際に、言葉になる以前の未分化な身体感覚をもう一度積極的に取り戻すことが、日常のレベルでも新たな経験 の獲得につながり、生きるうえでの豊かさへと結びつく可能性を示しました。 また、地球の生態系の危機や、私たち人間の生の基盤が揺らぐ状況のなかで、「いま、私たちはど のように世界と接続し、来るべき未来のリアリティを紡いでいくのか」という問いが立ち上がって きました。 そうした問いを、さまざまな人々が交流しながら考えていく場として構想されたのが「コモンズ 農園」です。
「コモンズ農園」は、農作物を収穫する場であると同時に、自由な共有資源(モノ・ 知)を収穫し、よりよく生きるための知恵を見いだす場所として、機能していく予定です。『みかんの旅』展の会場には、近い将来オープンするとされた「コモンズ農園」の未来像を想像 するための要素が空間として構成されました。また、関連企画として、ワークショップ<いちどた めしてごらん>、<メイルプロジェクト016>も行われました。

みかんの旅ー観察ノート PDF

アートプロジェクト〈コモンズ農園〉ハンドアウト(2023年10月15日発行) PDF